2015.5.24の説教断片
聖霊きたれり 使徒言行録 2章1〜13節
主の弟子たちに、天から聖霊が降ったという霊的な出来事を伝えるのがペンテコステです。
予告どおり(1:8)聖霊を受けると、弟子たちは大きな「力を受け」ました。その「力」とは弟子たちが期待した政治力でもなく、 軍事力でもなくもっと偉大で高貴な力でした。それは世界の果てにまで宣教していく力、主のみ業を行う力でありました。 聖霊が降った弟子たちは決定的に変わりました。あれほど勇気のなかったペトロに、大胆に「語る力」(2:4)が与えられました。 かつてペトロはイエスが捕えられたときには逃げ出し、大祭司の屋敷では三度もイエスを知らないと否定しました。 復活のイエスに出会ったあとさえも、なおも部屋に閉じこもっておびえていました。ほんの50日前のことです。 こんな小心で、臆病であったペトロが、聖霊によって決定的に変えられ、大勢の群集の前で、大胆にキリストの福音を語り始めたのです。
私たちも聖霊を受けることで、私たちの人生が決定的に変えられます。いやすでに変えられています。 聖霊によって無限の力を与えられて、今の時を生きているのです。
「聖霊来たれり」を記念するペンテコステの日にもう一度自らに問うてみませんか。 私たちは日々聖霊の存在と導きを意識しているでしょうか。私たちにとって聖霊から与えられた「力」とは何でしょうか。 聖霊を受けただけでなく、聖霊の満たしを求めているでしょうか。(山本修一師)
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